メディア戦略とクチコミ戦略
- Date
- 2007-10-24 (水)
- Category
- ビジネス
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東京国際映画祭関連で
六本木ヒルズで映画「恋空」のトークショーが行われたらしい。
ガッキー、素直に言葉で表現することが大事!「恋空」で学ぶ
新垣結衣、映画公開前から"ハートの感動"を呼び起こす - 『恋空』イベント
ガッキー 300万円かけ空にハート
新垣結衣かなり好きだし行けば良かったー(入れるか知らないけど)
という告白は置いておいて
一つ考えてみたい。
『ハート雲を作ることに300万円かけた』ということ。
たしかにかなりメディアに取り上げられたようだし
(確認しただけで有名サイトで9件あった)
費用対効果として悪くはないと思われる。
しかし「一過性」という問題があるのではなかろうか。
たしかにメディアが取り上げる影響力は大きい。
一度に爆発的な集客ができるだろう。
しかしそれは一度きり。
また取り上げてもらうには
予算を計上してPRしなければならない。
一方で消費者と関係性を構築し
「ファン」を作っていくPR戦略を考えてみよう。
個々人の影響力はたしかに小さいだろう。
しかし一度好きになったものに対しては
自発的・継続的に宣伝してくれる(クチコミ)ので
理論上は追加の予算が必要ない。
いわゆるロングテール的な発想。
近年このクチコミを如何に生み出すかが議論されている。
私が思うに
「クチコミは生み出すもの」ではないと考えている。
クチコミは生み出せる、という考えだと企業が一方的にPRを行ってしまう。
それは企業の独りよがりにすぎず失敗に終わってしまう。
むしろ大事なのは
「生み出す」のではなく「生まれるような環境作り」なのではないだろうか。
私は
企業と消費者とが
『対等かつ良好な関係性を構築することがキモだ』と考えている。
今回のハート雲は
一部の人(六本木に行ける人)はともかく
多くの消費者にとっては「全く関係がない」ものなのである。
(メディア向けのPRですから)
ハート雲であろうが
鳩雲であろうが
一般人にとっては「どっちでもよく」
そこに関係性は構築されていない。
もちろんメディア向けのPRは大事。
その意義は今後もなくならないだろう。
しかしそれだけ予算があるのなら
消費者と直に関係性を構築する施策を考えてみるべきだ。
そこでぜひ弊社のブログパーツを使って
映画トレイラー(予告編)やら特別映像なんかを
ブロガー向けに流してみてはいかがでしょうか。
+++
*久々にまじめな記事かと思いきや結局宣伝というオチ
Comment:2
- TK:2007-10-24 (水) 21:16
-
確かに一過性という側面は否定できませんが、映画という商品の特性がそもそも一過性なので、のんびり悠長に口コミを狙っていられないのではないでしょうか。
口コミがジワジワ広がっていく頃には公開終了・・なんて事になりかねませんからね。映画って3ヶ月程度で終わるのが普通ですから。
この映画は 「映画公開 → DVD発売」 という流れだと思うので、DVDの収益まで考慮すれば口コミ効果もありかもしれませんね。
この前「Always3丁目の夕日」の続編の話題をどこのテレビでも流していました。日本橋の赤じゅうたんが話題になってましたよね。あれって広告効果で言えば何千万レベルだと思うんですよ。
>今回のハート雲は一部の人(六本木に行ける人)はともかく
>多くの消費者にとっては「全く関係がない」ものなのである。いやいや、現にこうやってテレビやネットで話題になってますよね。ブログで書いてる人も多いのでは?タクミさんも書いてますし(笑)
>消費者と直に関係性を構築する施策を考えてみるべきだ。
もちろんそうだと思います。
自発的に口コミが発生するような仕組みや、メディアを介さずにダイレクトに消費者と関係が持てるようなシステムがあればいいですよね。ただ、あくまで商品・サービスの特性を加味するべきかと。映画って短期決戦的な意味合いが強いので難しいですよね。
ちょっと前に「バベル」という映画がありました。アカデミー賞に日本人女優がノミネートされて公開半年前だというのに連日のようにマスコミに取り上げられてましたよね。
あれって興行的には失敗だったらしいんですよ。
なぜなら公開よりもだいぶ前に話題になりすぎて、肝心の公開時には「え?バベルってまだ公開してなかったの?」と消費者が冷めてしまっていたらしいんです。
業界の長年の経験上「映画は1ヶ月くらい前からドカンと花火を打ち上げるべし」みたいな暗黙の了解があるのかもしれません。
ネットの力によって消費者間の口コミ効果は強くなりましたし、企業と消費者がダイレクトに繋がりやすくなりました。
でも、どんな商品にも当てはまるとは限らないのかなと思います。
・・と思ったら宣伝だったんですね(笑)
Tieuplog応援してます! - カワモリタクミ:2007-10-25 (木) 23:38
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>TKさん
とても的を射たコメントありがとうございます。
たしかに「爆発力」が必要で「タイミング」も大事ですからね。
ご指摘のとおり映画単体ではなかなか悠長にしていられないのでしょう。
DVDまで見据えたら話は別でしょうけれど映画配給会社とDVD化の権利保持者は異なることもあり、そうなってくるとDVDのキャンペーンは販売会社がやることで配給会社は何もしない(すでに販売会社に権利を売っているので必要がない)となってしまう。
コンテンツ業界は権利保持者が同じコンテンツに対し何層もいるのでなかなかワンストップでいかないところがあるようですね。
もちろん最初に大々的に告知することは大事ですがそれで終わるのではなく、ブログなどの口コミ促進(アフターケアといいますか)をする流れができればと思います。
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